「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ11)」は、
血の繋がらない元ホストの兄×無愛想な野生児の弟がおりなす
ホームドラマとラブコメディ、そしてシリアスな展開もある
兄弟達の成長や歩みをゆっくりとしたテンポながら飽きずに読める作品です。
AsukaコミックスCL-DXから出版されているあべ美幸さんの
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」11巻を紹介します。
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」は2022年7月現在15巻まで出ています。
※以下はネタバレを含みます。
!待望の新刊16巻発売予定日決定!
既に予約受付もしているようです。
32ページ描きおろし小冊子付きバージョンも必見!
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」11巻あらすじ
階段から落ちて病院に運ばれてから1週間、ようやく意識を取り戻した晴。
しかし目が覚めた晴は、両親を亡くした後の17歳以降の記憶と、
零に対しての記憶を全て失っていた。
晴の2度目の記憶喪失に、それぞれの反応を見せる周囲。
そして、いつの間にかできた生意気で可愛くない末っ子の存在に戸惑う晴だったが、
当の零は「ただの弟でいるつもりはない」と晴を更に混乱させる。
その上、晴を性的な意味でも好きだと言い出した零に
「試してみればいい」と挑発された晴は―!?
引用元:SUPER LOVERS 11巻 裏表紙
心配性による心配性のための星評価
グロ ☆☆☆☆☆
ハラハラ ★★★★★
心臓潰れる ★★★★★
HP ☆☆☆☆☆
まさかの記憶喪失…!?から始まる11巻でぱうの脆い心臓潰れました。
2度も忘れられてしまった零はどれだけ冷たい言葉を投げかけられても
晴のそばを離れない姿が正しく忠犬のようでいじらしくてたまらないです。
両親が亡くなった時の傷がまだ少しも癒えていない17歳の晴にとって
零を煩わしく思ってしまうのは理解できるものの
言っていいことと悪いことがあるのよ!!ああ、でも心は未成年…
いや、だとしてもクズすぎるだろ!と
理性と本能とがせめぎ合っていました。笑
まるっと1巻記憶喪失の晴ですが、最後の数ページで漸く、といった流れのため
しんどい状態で引っ張られないのは唯一の救いです。
※本作品はそれほど露骨すぎる表現はありませんが、BL作品です。
苦手な方はご注意ください。
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」11巻ハイライト・ネタバレ
11巻のハイライトをご紹介。ネタバレを含みますのでご注意ください。
2度目の記憶喪失
病院に運ばれてから1週間、意識がなかった晴が漸く目を覚ましたのはいいが
ずっとそばにいた零に放った第一声が「お前ダレ?」
特に異常はないという医者の見立てであったが、年齢を問われると自分は17歳だと答える晴。
晴はなんと怪我の影響でカナダからの帰国時と同じように
零の記憶はすっぽり抜けた状態となってしまっていた。
両親の死を自分のせいだと口にする晴は今よりもずっと情緒が幼く刺々しい。
端的に晴と零の関係を説明する零の無愛想さは
何の記憶も残っていない晴には生意気で可愛げのない子供に映り、苛立ちが募っていく。
擦れ違う晴と零
思い合っていたことなど信じられずまっすぐな零を邪険にする晴と
どれだけ邪険に扱われても決してそばを離れない零。
遂に零は晴に「気味が悪い」とまで言われてしまう。
それから最低限の関わりしか持たなくなったふたりに焦れた郁芳すらも苦言を呈する。
それでも晴は零の思いを知っても尚、別の女性とデートだと言ってのけ零と距離を取っていく。
最低な一言
思い出せないのに零のことが気になって仕方がない晴はそのことすら苛立ちを覚えている。
25歳の自分がせがまれても最後まで手を出すことなく大切にしていた零とその関係を壊してやろうと
体だけならいくらでもくれてやる、そんな言葉と共に行為を進めようとして。
指だけで達した零に晴は「そのテの男、紹介してもらう?」と最低な一言を零に悪びれもなく浴びせてしまう。
その言葉に深く傷つき大粒の涙を溢れさせ、裸足のまま家を出て行った零を
衝動的に追いかけた先で晴を待ち受けていたのはー?
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」が読める電子書籍サイトはない?
現在「SUPER LOVERS」は電子書籍としては出されていないようで
読みたい方は紙媒体で購入するしかないようです。
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「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」11巻感想まとめ
以上、あべ美幸さんの「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」11巻の感想、ネタバレでした。
11巻では再び記憶喪失となってしまった晴とそれでもそばにいる健気な零の姿に
胸が苦しくなってしまいました。
どうしようもないことですし、晴の状況を考えれば致し方ない点は多々あるのですが
それでもそんなこと言わないであげて!!と何度涙したことか。
よく周りを見ている郁芳が晴に向けていう言葉がぐっと胸に刺さります。
カバーを外した本体表紙裏表紙にも素敵なコマがあるので是非ご注目ください。
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