「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ10)」は、
血の繋がらない元ホストの兄×無愛想な野生児の弟がおりなす
ホームドラマとラブコメディ、そしてシリアスな展開もある
兄弟達の成長や歩みをゆっくりとしたテンポながら飽きずに読める作品です。
AsukaコミックスCL-DXから出版されているあべ美幸さんの
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」10巻を紹介します。
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」は2022年7月現在15巻まで出ています。
※以下はネタバレを含みます。
！待望の新刊16巻発売予定日決定！
既に予約受付もしているようです。
32ページ描きおろし小冊子付きバージョンも必見！
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」10巻あらすじ
相愛にもかかわらず、本気の行為をしたいとの言葉は交わされ続けている零。
しびれを切らした零は、なんと晴の従弟・夏生に恋愛相談！
「押してダメなら引いてみれば？」という夏生のアドバイス(？)に従ってみる零だったが
結果、望み通りに進んだ一歩のせいで『恥ずかしさで死ぬ』と思う程の目に遭うことに。
しかしそんな騒がしくも幸せな日常の一方、出会いから8度目の夏を目前にした二人に忍び寄るのは…！？
引用元：SUPER LOVERS 10巻 裏表紙
心配性による心配性のための星評価
グロ ☆☆☆☆☆
ハラハラ ★★★★★
いちゃいちゃ ★★★★★
不穏なラスト ★★★★★
押して引いてを繰り返しながらかなりのスローテンポでも前に進んでいるふたりの
いちゃいちゃする姿になごむ平和な日々……で終わるはずもなく。
不穏なラストで感情が正しくジェットコースターになることも違いなし。
ありもしない、今更なたらればを考えてしまうのは仕方ないことですが
そんなこと思わないでよ、晴…！と11巻を読むのが怖くなりました。
ハラハラ数値はラスト数ページと随所に出てくる古高先生の怪しさで爆上がりしましたが
それまでは平穏で相変わらずな晴と零を楽しめます。
今回は古高先生の怪しさが更に際立つ巻でもあり、
純粋な好奇心で聞いているだけには思えない古高先生の今後のかかわり方がとても気になりました。
※本作品はそれほど露骨すぎる表現はありませんが、BL作品です。
苦手な方はご注意ください。
(10巻はその中でも少し内容が濃いと感じるかもしれません。)
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」10巻ハイライト・ネタバレ
10巻のハイライトをご紹介。ネタバレを含みますのでご注意ください。
押してダメなら引いてみろ
一進一退する晴と零の関係だが、夏生の何気ない「押してダメなら引いてみれば？」という言葉を
忠実に実行する零。
夏生を巻き込んで使い古された手を実践すると、晴には相当効果的だったようで
零の態度に焦れた晴が「この先も知りたいんだろ？」と零が望んだ行為を一歩前進させ。
調べることも誰かに聞くことも制限されていた零にとっては、その一歩は想像を軽く超えていて
恥ずかしさのあまり泣き出してしまう結果に。
一歩進んで二歩下がるを地で行くふたりだが、それでもふたりなりにゆっくりと、でも着実に
想いを重ねて寄り添い合う日々は平穏そのもので。
古高の言葉によって引きずり出される記憶
零の個別授業するという名目で、気付けば零の過去や晴たちを探るような様子を見せる古高。
何気ない一言で零の幼少期の記憶が呼び覚まされることが多く、零にその自覚はなかったが
晴にも古高が国語の授業を教えるようになってから子供の頃の話をするようになったと指摘される。
そしてそれは零だけでなく、晴にも影響したように見え…。
もしもの話と、突然の事件
再び晴の前に現れたのは、1巻で晴を思うあまり零に手を出した朝倉という女性。
一方的な思いを募らせて晴の元に現れた朝倉は、歩道橋の階段から晴を突き落としてしまう。
雨に打たれ目を瞑ったまま動かない晴の脳裏をかすめるのは
過ぎた今、誰も答えられないもしもの話ー。
「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」が読める電子書籍サイトはない？
現在「SUPER LOVERS」は電子書籍としては出されていないようで
読みたい方は紙媒体で購入するしかないようです。
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気になる方は別ページよりタイトル検索の上、ご購入をお勧めします！
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「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」10巻感想まとめ
以上、あべ美幸さんの「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」10巻の感想、ネタバレでした。
10巻では相変わらずのスローテンポながら晴と零のいちゃいちゃを楽しめる話が多いです。
ただ甘くて幸せな気持ちを一気に不安へ陥れるラストに情緒が乱れに乱れます。
更には古高先生の記憶の隙間に入り込んで引きずり出すような、忍び寄る不穏感がより高まって
推しの幸せを祈る身としてはかなりハラハラした1巻でした。
カバーを外した本体表紙裏表紙にも素敵なコマがあるので是非ご注目ください。
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