自分は心配性である。
そう感じたことがある人は案外多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人。
確かにあれやこれや毎日確認してるしどうしようってよく独り言聞くね。
自分でも思うんやけどね、もう何度も確認したし大丈夫!
でも、ふと不安に駆られてもう一度確認しないと気になってしまうの繰り返し。
私はあんまり気にしないタイプだからなあ。
実は日本人でそれって珍しいらしい。
え?どういうこと?
最近HSPってよく聞くようになったやろ?
理由がわかると少しは安心するなあって思って。
もしかしたら心配性も?って思って調べたら
実は生まれ持った遺伝子が原因であることも多いんやって。
【漫画で分かる】そもそも心配性とは。
日本人はそもそも心配性が多い?
日本人が心配性が多いと言われている要因はどこにあるのでしょうか。
不安遺伝子を持つ日本人の割合は約80%
上記漫画内でも記載した通り、人間には『不安遺伝子』と呼ばれるものが備わっています。
それはセロトニンという精神の安定をはかるホルモンをリサイクルする
『セロトニントランスポーター』と呼ばれる遺伝子の中のS型に分類される遺伝子です。
この遺伝子の割合は人種によって異なっており、アジア人はアメリカ人やアフリカ人などに比べて
圧倒的にS型遺伝子を多く保有しており、
その中でも日本人の保有する割合は約80%と言われています。
そんなに!?
知らなかった。
私も私も。
勿論これが全てって言うわけでもないし、
全てを遺伝子のせいにするのもどうかな、とは思うけど
こういう性質があるだなって知ることで自分の中の心配する心と私自身は
少し向き合えたような気がする。
日本人が心配性の元である不安遺伝子が多い理由
理由はまだ定かではないですが有力な説として
日本が「災害大国」であることがあげられています。
特に地震を取り上げられることが多いですが、
台風や津波、噴火など様々な要因のある日本は世界的に見ても災害大国です。
長期的な目線でリスクに備えて、回避するための行動を起こすため
不安遺伝子が育てられてきた可能性があります。
私は非常持ち出し用袋や防災ポーチの準備は勿論、
備蓄庫を用意してローリングストックしてるし
家を借りる前は必ずハザードマップ見るし避難所の場所の確認もぬかりなし。
大きな地震が起こった時の初動もパニックの時でも冷静に対応できるように
予め練習するし、メモして見やすいところに置いてる。
そんなことまで!?私非常持ち出し用袋すら用意してないかも。
心配性は時間取られたり心の負担が大きくなったりすることもあるけど
そういうところにおいては長所だなって今は思ってるよ。
確かに。
リスクを心配してそれに備えることが出来るのは間違いなく長所だね!
他にも集団行動を好んだり、がん保険が他国より売り上げが高いのも
不安遺伝子がもたらす日本人の特徴かもしれないね。
極度の心配性の私が、心配性と付き合うためにしていること
物心ついてから30年近く心配性と付き合ってきた私が社会生活を送るうえで
気を付けてきたことを紹介します。
何が心配なのかを具体的に書き出す
私がふと心配や不安に襲われるとき、具体的なこともあれば漠然としていることもあります。
後者の場合、より強い不安感に襲われることが多いです。
そんな時は頭の中で考えるのではなく、実際に自分が何に不安を感じているのかを
書き出すようにしています。
例えば、出掛ける時にいつも心配になるな、と思ったとします。
家を空けることそのものが心配なのか、自宅に残しているペットが心配なのか、
施錠をし忘れたかもしれないと不安になるのか。
家を空けることそのものが心配であれば、セキュリティー会社と契約するのも一つです。
ペットが心配であれば見守りカメラを設置したり、
長くなる場合はペットホテルという選択もあります。
施錠においても指差し確認をしたり便利なグッズを利用したり具体的な対策を行えるため、
漠然とした不安を払しょくする一つの方法としておすすめです。
徹底的に準備・確認する
心配性である私が人の倍時間を要することになる理由のひとつがこれ。
これは心配性の人の基本ではないでしょうか。
ですが、上記の「何が心配なのかを具体的に書き出す」ことをしていれば、
時間を圧縮することができます。
何に不安を感じているかを知り、それに対する自分なりの対策を講じたうえで
その対策の準備と確認を行うことで不安の軽減が私の場合は可能になりました。
物事の優先順位をつける
上記2つができるようになってから、私は更に優先順位をつけるようになりました。
あらゆることが不安で手につかない状況に陥った時、自分の中の優先順位が役立ちます。
例えば、出掛けるときに忘れ物はないか心配になることはありませんか?
- 何が心配なのか:出かけた先で電車に乗れなかったり待ち合わせが出来ず迷惑をかけること
- 準備・確認:前日に鞄の中身の準備。必要なものリストでチェック。
出掛ける日の朝も中身を確認。 - 優先順位:ハンカチも日傘もリップも全部全部持っていたいけど、
最悪スマートフォンさえあればモバイルSuicaも使えるし連絡も取れる。
ポケットのスマートフォンを最後まで確認。
といった形で、私は日々対策しています。
心配性と不安障害は別物!
心配性と一口に言っても感じ方は人それぞれです。
私のように対策をすることで何とかなる場合もあれば
その心配や不安が自分を苦しめて生活に大いに支障をもたらすこともあります。
厚生労働省のHPにおいても「強迫性障害」として記述がなされていますので
ぜひ参考にしてみてください。
私も10代~20代前半の時はよりそんな傾向が強かったけど
今ほど情報もなく、心のことは周りには伝わりにくくて
悶々とした日々を過ごしてたなあ。
もっともっと情報が普及して手に取りやすくなるといいね。
そもそも心配性とは。まとめ
心配することや不安に感じることは決して悪いことではありません。
物事を慎重にさせたり、トラブルやリスクを回避するためにはとても役立つ能力です。
私は数多くの心配性をもって生まれた人間の中の1例としてとらえていただき
自分はどうだろうな、と思うきっかけにしてくれると嬉しく思います。
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